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令和六年七月「生命の言葉」【 皆 虚 】: 奉祝 山開き「富士登拝(とはい)」 🗻

令和六年七月「生命の言葉」

浅き川も深く渡れ

皆虚 (かいきょ)

皆虚

江戸時代前期の僧、俳人。元和(げんな)二年(一六一六年)生まれ。土佐の真宗大谷派円満寺の住職。連歌を里村昌琢(しょうたく)に、俳諧を野々口立圃(りゅうほ)に学んだ。別号に角茄軒。法名は空願。著作に『四名集』。
標記の言葉は『世話焼草』より。

奉祝 山開き「富士登拝(とはい)」

現在の富士山の山開きは山梨県側が七月一日で静岡県側が七月十日ですが古くは旧暦六月一日が山開きで七月二十七日が山仕舞いでした。その時代は富士山に限らず山そのものが御神体として崇められていたため、富士登山も現代人の感覚とは異なり一定期間を区切って登拝する信仰行事でした。登拝者は三日もしくは七日の精進潔斎(しょうじんけっさい)をして、白装束に鈴と金剛杖を持ち、六根清浄(ろっこんしょうじょう)と唱えながら先達に導かれて集団登拝を行いました。富士講の行者は東日本全体にわたって活躍し、各地に浅間神社分祀が盛んに行われました。

神道知識の誘(いざな)ひ

「朱色」
古代の日本において朱色は特別な神聖さを帯びた色として用いられました。昨年、吉野ヶ里遺跡で発掘され話題となりました朱色に彩られた石棺や、古墳時代に弁柄(べんがら)で着彩された石室があげられます。六世紀以降に中国から防腐剤の機能をもつ「丹(に)塗り」技術が伝わると、日本の宮殿を始め寺社の彩色として重宝され、国内で広まりました。朱を魔除けと考える所以が、日本古代からであるか中国伝来であるかは諸説あり定かではありませんが、太陽や火などを連想させる朱色は、日本を代表する伝統色の一つとなっています。

今月の祭日

明治天皇例祭(三十日) 宮中三殿のうち皇霊殿でお祭りが行われ、天皇皇后両陛下をはじめ皇族方がこ拝礼なされます。
伏見桃山陵においてもお祭りが行われます。