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令和六年九月「生命の言葉」:新渡戸稲造(にとべいなぞう) [神社参拝の作法]拝礼の仕方

       令和六年九月「生命の言葉」

 

信実と誠実をなくしては
 礼儀は茶番であり
  芝居である

新渡戸 稲造 (にとべ いなぞう)

 

新渡戸稲造

明治・大正期の農学者・教育者。文久二年(一八六二)、盛岡生まれ。札幌農学校卒業後、東京大学を経てアメリカ・ドイツと留学し、札幌農学校教授、第一高等学校校長、東京帝国大学教授、東京女子大学学長を歴任。また「太平洋の橋たらん」の信念のもと、国際連盟事務次長として国際理解と世界平和のために活躍した。

 

神道知識の誘(いざな)ひ

「玉串(たまぐし)」
玉串は、神前で拝礼するときに捧げられる榊(さかき)の枝です。榊は常盤木(ときわぎ)と言われ、一年中葉が枯れず緑色をしている木です。緑は豊かなる生命力の象徴であり、「賢木」「栄木」とも称される榊は古くから神霊の依代(よりしろ)として神事に用いられてきました。
「たまぐし」と呼ぶ由来については諸説あり、本居宣長は「手向(たむ)ける串」の意とし、賀茂真淵平田篤胤などは玉などを装飾に着けたことからとし六人部是香(むとべよしか)は「霊(たま)串」の可能性を述べています。玉串には一般に麻苧(あさお)や紙垂(しで)などの装飾が施されますが、これは「青和幣(あおにぎて)(麻)」と「白和幣(しろにぎて)(楮(こうぞ))」という『古事記』に記述がある布に由来し、貴重な布である和幣を神々に献上する儀礼を継承しています。
一般に玉串を捧げる作法は、葉の部分を両手で持ち根本を神前に向けて捧げます。これは神様の側から玉串が正しい向きで見えるよう、敬いと真心をこめた作法です。殿中に進み入り神前で古儀に則り玉串拝礼をする「正式参拝」において、参拝者には通常よりも清浄さが求められます。身嗜(みだしな)みや服装を整え、敬神の心を以て玉串をお捧げください。

 

今月の祭日

秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)(秋分の日) 


 宮中三殿のうち皇霊殿において、歴代天皇・皇族の御霊へのお祭りが行われます。
 天皇皇后両陛下をはじめ皇族方がご拝礼なされます。