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令和 六年 三月 『 生命の言葉 』尾藤二洲 : お礼参り(報賽/ほうさい)

 

    

生命の言葉

        尾藤二洲



尾藤二洲
良馬は毛にあらず
士たるはその志にあり
人が尊敬を受けるのは
その外見ではなく
人格・人柄という
心の持ち方(志)によって
決まるのである

『静寄軒集』
 
尾藤二洲 (びとう じ(に)しゅう)
江戸後期の儒学者。別号は約山・静寄軒。伊予国川之江の出身。幼少時に足を悪くするが、学問で身を立てることをこころざし、大坂に出て学問に励むとともに私塾を開き朱子学の普及に努め、幕府の学問所・昌平黌(しょうへいこう)の教授を約二十年間務めた。柴野栗山・古賀精里とともに寛政の三博士と呼ばれる。
神道知識の誘(いざな)ひ
お礼参り(報賽/ほうさい)
神社に安産祈願や合格祈願などのお願い事をして神様のお導きによって願いが成就した時に感謝の気持ちを表すことが「お礼参り」です。昔の人々はお礼参りの習慣を大切にしておりました。
古来より春の祈年祭と秋の新嘗祭というお祭りは「豊作の祈り」と「実りへの感謝」が対となる神事であるように祈りと感謝は一体でした。
困った時にだけ神頼みをするのではなく、感謝のお礼参りをする習慣は大切にしていきたいものです。
今月の祭日
【春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)】(春分の日
宮中三殿のうち皇霊殿において、歴代天皇・皇族の御霊へのお祭りが行われます。
天皇皇后両陛下をはじめ皇族方がこ拝礼なされます。
 
 
国指定天然記念物
シダレアカシデ
 幸神神社参道入り口鳥居横のシダレアカシデは、八百余年の樹齢とも伝承される古木である。昭和17年7月、国の天然記念物に指定された。
 シダレアカシデは、カバノキ科クマシデ属のアカシデの希少な変種。枝が枝垂れるアカシデなので、そのように呼ばれる。
 春から夏は雄大な枝振りに豊かな緑の葉をモコモコと茂らせ見事である。
 その貴重さ故に種から育てることを試みたが、その枝は垂れることがなかったという。
 
幸神(さちかみ)神社について
 平安時代中期の天慶4年(941)、東国での戦いの禍が及ばぬように創祀された。建武2年(1335)、山崩れや水害などのため現在地に社が建立された。この年、北条高時の子時行が鎌倉幕府再興のために戦いを挑んでおり、人々はこの地に禍が及ばぬようにと願ったのであろう。京都市出雲路幸神社よりの勧請。山林火災(大久野大火)で貴重な宝物が消失。明治16年の550年祭で奉納された賽銭箱と何枚かの文書が残っている。
【鎮座地】東京都西多摩郡日の出町大久野2129
 
(令和5年2月寄稿)
  • 品川区
    龍の雨樋
     下に在る天水桶に雨水が落ちるようになっており、拝殿の左右から勇壮な龍が睨みをきかせ、下から見上げる人に迫ってくるような迫力がある。  最初にいつ作られたかは不明だが、御祭神にちなんだもので、分かる範囲では三代目の龍。平成21年…