令和七年三月「生命の言葉」

 

備えあれば患(うれ)えなし

 

書経

書経

儒教経書である『五経』の一つ。

中国神話に登場する尭・舜から秦の穆公に至る記録をまとめたもの。古代政治における君主と臣下のやりとりが詳細に記され、多種多様な教訓が示されており、史書としても価値が高い。

帝王学の名著であり、我が国でも「昭和」や「平成」など年号の出典として採用されている。

 

神道知識の誘(いざな)ひ

「先祖祭り」
人生の四大儀式といわれる「冠婚葬祭」。

その内の「祭」は、神道では祖先の御霊(みたま)を祀る祖霊祭や慰霊祭を、仏教では「法事」を指しています。共に「亡くなられた方の御霊安らかなれ」という心を込めて齋行しますが、仏教においては一般的には三十三回忌をもって法事を終了します。しかし神道においては五十年祭、百年祭と慰霊の祭に期限はありません。これは、神道では亡くなられた方の御霊は家の守り神となって、いつまでも子孫を見守ってくださる神さまとなるからです。祖先を特に意識する行事の一つにお彼岸があります。お彼岸は仏教由来のものですが、春分秋分の日に、宮中祭祀として明治十一年から春季皇霊祭、秋季皇霊祭が斎行されています。
それに倣い、講員や氏子が一堂に会して祖霊祭を斎行し、神職の話を聴いたり、親睦を深めたりする例もあります。


〜毎日の先祖の祭り〜
私たちが今在るのは、先祖の御蔭です。御霊舎(みたまや)、仏壇への毎日のご奉仕ご挨拶こそが最も身近な先祖の祭りではないでしょうか。

 

今月の祭日

春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)(春分の日 宮中三殿のうち皇霊殿において、歴代天皇・皇族の御霊へのお祭りが行われます。 天皇皇后両陛下をはじめ皇族方がご拝礼なされます。

 

 

 

氏神さまについて

氏神さまと、信仰する人々(氏子)についてご説明しています。

 氏神さまとは自らの住む土地をお守りくださる神様のことで、その土地で生活や仕事をする人達を、氏子と言います。
 古来より私たち日本人は、お正月などの季節の節目や七五三などの人生の節目などに、氏神さまにお参りをしてきました。日頃から氏神さまとのご縁を大切にいたしましょう。

 全国の神社については、皇祖(こうそ)天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りする伊勢の神宮を別格の御存在として、このほかを氏神神社崇敬神社の二つに大きく分けることができます。
 氏神神社とは、自らが居住する地域の氏神様をお祀りする神社であり、この神社の鎮座する周辺の一定地域に居住する方を氏子(うじこ)と称します。
 元来は、文字通り氏姓を同じくする氏族の間で、自らの祖神(親神)や、氏族に縁の深い神様を氏神と称して祀ったことに由来し、この血縁的集団を氏子と呼んでいました。現在のような地縁的な関係を指しては、産土神(うぶすながみ)と産子(うぶこ)という呼称がありますが、地縁的関係についても、次第に氏神・氏子という呼び方が、混同して用いられるようになりました。
 これに対して崇敬神社とは、こうした地縁や血縁的な関係以外で、個人の特別な信仰等により崇敬される神社をいい、こうした神社を信仰する方を崇敬者と呼びます。神社によっては、由緒や地勢的な問題などにより氏子を持たない場合もあり、このため、こうした神社では、神社の維持や教化活動のため、崇敬会などといった組織が設けられています。
 氏神神社崇敬神社の違いとは、以上のようなことであり、一人の方が両者を共に信仰(崇敬)しても差し支えないわけです。
(参考:神社本庁ホームページ)